トライアウトで力投する元ロッテ島(撮影・河田真司)

<12球団合同トライアウト>◇14日◇ZOZOマリン

5年ぶりにZOZOマリンに帰ってきた。元ロッテの島孝明投手(26)がトライアウトに参加。高校時代に記録した自己最速153キロに迫る151キロを計測し「びっくりです。現役も40後半がベスト。練習も145キロがマックスぐらいだったのでこんなに出るとは思っていなかった」と練習以上の力を発揮した。

19年の現役引退後は国学院大に進学し、動作解析の研究に取り組んだ。球速増は研究の成果か。現在は慶大大学院に在学。22年には社会人野球の侍ジャパンにアナリストとして同行した。「10月ぐらいにトライアウトが今年で終わるっていうのを友人から聞いて、最後にチャレンジしたい思いがあった」と明かした。

たんすからこの日のために背番号「40」のピンストライプを引っ張り出した。「ずっと眠ってたやつなので、懐かしいなと思いながら。痩せちゃったのでちょっと緩いかな」と照れ笑い。NPBや社会人球団から声がかかった場合は「今後のビジョンとか、そういうところで考えていきたい」と真剣に向き合うつもりだ。【星夏穂】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【トライアウト】元ロッテ島孝明151キロ「びっくり」球速増は研究成果か、現在は慶大大学院