サインプレーの練習を終え、集合する選手コーチ陣を見つめる阪神藤川監督(撮影・藤尾明華)

阪神藤川球児監督(44)が就任後初めて、ナインにカツを入れた。高知・安芸キャンプ最終第3クール初日の13日。午前にメイングラウンドで行われたシートノックにまゆをひそめた。「みんな疲労もある中で気になるところはあった。今日はちょっと、少し緩い、もう少しぎゅっと締めたいなというところを感じました」。キャンプも再終盤で、疲労もたまる時期。グラブからボールをこぼしたり、送球をそらす場面が散見され、厳しく指摘した。

阪神藤川監督の一問一答は以下の通り。

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-シートノックで出た差がシーズンにつながるのか

「プロの世界で、そのレベルが高ければ高いほどもちろん、ワンプレー、ワンプレーに重みがないつもりでも、当たり前のプレーのレベルが高くなる。しっかりできている選手というのはその確率が高いし」

-コーチにも伝えたのか

「僕がそう感じただけなので。明日以降、どうするかはまたコーチが考えると思いますけど。そこに関して空気がピリッとしてたので『うん?』というのが出ていたと思う。現場ではそれは分かると思うから」

-ブルペンで門別に声をかけていた

「来シーズンに向かう上で、ボールはいいボールを投げているので、たった5球から10球の間ぐらいですけど、1軍で通用するボールの投げ方というか。それを少し。漠然と投げるのではなくて」

-ゲラ、ビーズリーが来季残留へ大筋合意。戦力としての期待は

「当然なくてはならない戦力ですから、無事契約が成立するということで、これでまた1つ自分にとっては戦える準備ができたというところですね」

-ビーズリーは先発で期待

「もちろんそうですけど、春どんなコンディションで来るのか分からないので、とにかくいま戦力準備の段階。粛々と準備を進めているという意味では、2つ駒が準備できたということ。あとコンディションはどうしようもないところがあるので、希望と準備の段階です」

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【阪神】藤川監督、シートノックに懸念「ワンプレーに重みがないつもりでも」/一問一答