オイシックス橋上秀樹前監督、今季ドラフトについて「もう少し名前を呼んでもらえれば」
今季限りで退団し、来季から巨人1軍作戦戦略コーチに就くオイシックス橋上秀樹前監督(59)が5日、今シーズンを総括。10月24日に行われたドラフト会議について、言及した。
会議当日は貴重なアンダースロー右腕として、イースタン・リーグトップの102奪三振をマークした下川隼佑投手(24)がヤクルトから育成3位指名を受けた。
一方で、首位打者と最多安打の打撃2冠に輝いた知念大成外野手(24)や最多セーブを獲得した上村知輝投手(24)らは指名漏れ。元NPB選手の復帰も含め、球団としても「NPBに5人輩出」を目標に掲げていただけに、悔しい結果となった。指揮官は「正直、もう少し名前を呼んでもらえればよかったなと思ってた」と吐露した。
ドラフトは、各球団の意向やその年の補強ポイントが合致しないといけない点から「運」や「縁」と表現されることもある。
橋上監督は「結果を見て、改めて何かが足りなかったんだろうというところが、今後のチームの大きな課題」とした上で「客観的に見て、ウエスタン・リーグのセーブ王も戦力外になっているんですよ。2年続けて。ですから年齢ですとか、数字以外の目。見に来てくれたスカウトの話を聞いても、具体性がないものが非常に多くて。私が逆の立場であれば間違いなく指名しているだろうなって選手もいる。そこは選ぶ人のニーズだとか、そこと合致しないと難しいと思う」と話した。