【阪神】守備に「没頭」山田脩也が輝グラブで特守「常に芯で捕ること意識」佐藤輝と110本ノック
輝グラブで1軍を目指す。来季2年目の阪神山田脩也内野手(19)が4日、高知・安芸キャンプで佐藤輝とともに110本ノックで鍛え上げた。全体メニューの守備練習が終わると、2人でサブグラウンドへ残り、そのまま特守がスタート。田中内野守備走塁コーチがゲキを飛ばし放つ打球をがむしゃらに追いかけた。
守備力向上をテーマの1つに掲げる先輩佐藤輝の姿勢を見て奮起。「飛び込んだりガッツを見せてもらったので、自分も頑張ろうと思いました」。開始から30分ほど経過したところで、6歳上の先輩はお先に終了。そこから田中コーチとのマンツーノックが始まった。右に左に振られて、開始から約50分ノックを受けたところでようやく終了。山田のユニホームは泥だらけになっていた。
秋季キャンプ参加メンバー最年少の19歳には守備のこだわりがある。「特守の時は小さいグローブを使っています」。これはこの日一緒に特守を受けた佐藤輝が使用していたもの。メーカー担当者を通じて譲り受けた。「(グラブが)小さくなれば捕球する面も小さくなるので、常に芯で捕ることも意識できる。際どい所も足を使わないと捕れないので。そういった意味で使っています」。安芸の地で守備力向上に「没頭」する中で垣間見えた山田の「こだわり」。そのこだわりが1軍への道しるべになる。【山崎健太】