MLB公式が今オフ移籍の可能性選手で佐々木朗希、菅野智之、岡本和真、小笠原慎之介を特集紹介
MLB公式サイトは1日(日本時間2日)、今オフに日本と韓国からメジャー移籍する可能性がある選手の特集記事を掲載し、ロッテ佐々木朗希投手(22)、巨人の菅野智之投手(35)と岡本和真内野手(28)、中日小笠原慎之介投手(27)が紹介された。
同記事は冒頭で、昨オフに山本由伸投手がドジャースと投手最高額の12年総額3億2500万ドル(約488億円)、そして1年目でオールスターに選出された今永昇太投手がカブス、“韓国のイチロー”ことイ・ジョンフ外野手がジャイアンツと契約したことに言及。また、大谷翔平がドジャースと史上最高額の10年7億ドル(約1050億円)で契約したことに触れ、今年のオフシーズンは昨年と比べて興奮度や契約金額の面で及ばないかもしれないが「MLBファンが知っておくべき名前」として注目選手をピックアップした。
佐々木については「日本の若手トップ投手であることに議論の余地はない」と紹介。ロッテが今オフにポスティングを認めるかどうかはわからないが、ポスティングされた場合は「世界的なブランド力が過去最高に高まっているドジャースが最有力候補」と伝えた。25歳以下のため大型契約は結べないが、メジャー球団からの注目度は大谷がエンゼルスに移籍した時をほうふつとさせ、実際の契約内容も大谷に近い形になると推測した。
菅野については「優れた制球力」で知られ、33歳でメジャーに移籍した黒田博樹を引き合いに出し「効果的な先発投手」になる可能性があると伝えた。20年オフにポスティングシステムを利用した際は合意に至らなかったが、今回は海外FAとして挑戦することを指摘。前回獲得に興味を示していたパドレスとジャイアンツが今回も獲得に乗り出すだろうと予想している。
今季27本塁打を放った岡本和は、昨年WBC決勝の米国戦で放ったソロの映像付きで紹介。「右打者で安定したパワーがある」とし、MLBのチーム関係者は岡本和のメジャー挑戦を期待しているが、今後ポスティングされるかは不明とした。長打力の強化を目指すタイガースを移籍候補に挙げている。
小笠原に関しては、いつポスティングされるかはわからないが、ローテ3番手以降に入ることが想定されるため、有力FA選手が決まった後のタイミングでポスティング申請をする可能性があると伝えた。