【侍ジャパン】井上温大がプレミア12開幕投手に、井端監督「自信持って送り出す」
侍ジャパンに追加招集された巨人井上温大投手(23)が「ラグザス presents 第3回プレミア12」で開幕投手を務めることが決まった。1日、井端弘和監督(49)が取材に応じ、1次ラウンド初戦の13日オーストラリア戦(バンテリンドーム)で先発することを明言。「勝つピッチングをしてくれれば。初戦なので緊張すると思うけど」。宮崎キャンプ初日の10月29日に球場で直接伝えた際には、驚いていたという。
井上は今季ロングリリーフから先発復帰した6月以降に勝ち星を積み上げ、計8勝をマークした左腕。DeNAとのCSファイナルステージ3連敗で迎えた10月19日に登板し、6回1安打1失点と快投した。その姿に井端監督も「崖っぷちからのピッチングを見たら大丈夫だと僕も思った」。ポストシーズンを戦い実戦感覚もあり、日本ハム伊藤の辞退にともない追加招集を決めた。
バンテリンドームでも過去2戦2勝を挙げており、相性はいい。一方で、初侍としてキャンプ入り後は「2日間くらいは寝られなかったけど、ここからは大丈夫かなと思います。休みの日はいっぱい寝られれば」と、眠れぬ夜を過ごしながら少しずつ順応。休み明けの第2クールではブルペン投球を経て、5日の練習試合広島戦で3イニングをメドに先発する。中7日で開幕戦に臨む予定で、井端監督は「自信を持って送り出す」と、大会2連覇へ一気に勢いづけるつもりだ。【栗田成芳】