オリックスグループ「SMILE ON」で、MEGUMIとインスタライブを行ったイチロー氏

<悩める大人の相談ライブ「イチ問一答」>

マリナーズ球団会長付特別補佐兼インストラクターのイチロー氏(51)が31日、オリックスグループのインスタグラム「SMILE ON」で、悩める大人の相談ライブ「イチ問一答」第3弾を行った。仕事や恋愛、人間関係などで寄せられた「大人な悩み事」に対し、イチロー氏が回答した。ゲストには俳優のMEGUMIが登場した。

主な一問一答は以下の通り。

    ◇    ◇    ◇

-上司との関わり方を教えてほしい。20年も嫌がらせを受けたり、陰口を拡散されている

イチロー氏 自分のポジションを脅かすと思われているかも。この年代は耐性があるのかも。強みだとは思う。僕なら、自分が上司になった時のイメージをして観察する。自分が上司になった時に反面教師にする。矛盾していることが多いと尊敬されない。この上司が仕事ができる人なら、仕方ないかと思うかも。僕は高校時代が一番苦しかった。それよりつらいことがなかった。

-選手時代は嫌なことは

イチロー氏 そんなのいっぱいいました。やっかいなのは、さしで勝負しない。集団で来る。しんどかった。結果で諦めさせるしかない。

MEGUMI 新しいことをすると批判される。エネルギーをいただいて、くそーっと。持って行かれないことが大事。

-人生で初の彼氏と結婚。家も建てて、2人の子どもも生まれた。だが、離婚した。幸せになるには何を心がけたらよいか

MEGUMI 究極的な別れは、つらい。みそ汁の味など、その時だけ気づけることはある。必ず忘れる。一生じゃない。あえて掃除など、生活をする。いつまでも悩みのそばにいない。楽しみを自分でつくる。

イチロー氏 時間に追われる状況をつくるのはいいと思う。ペットでもなんでも、必ず別れはくる。こういう心境の時にしてほしくないことは、人に迷惑をかけないで生きていく、ということを捨てて欲しい。人を頼ってほしい。人に迷惑をかけないというスタンスは、あまりにもつらい。周りの人に助けを求めてほしい。人に迷惑をかけない、というのは、聞こえはいいが無理。その分、お返しすればいい。

-34歳になるが、大人になった実感がない。子供もいるのですが。大人になったらサンマの内臓がおいしくなると聞いていたが、ハンバーグの方がおいしい。

イチロー氏 僕も母からサンマの内臓は「そこが一番おしいしのに」と言われていた。大人になって食べてもおいしくなかった。ビールはおいしくなりました。20歳で飲んだ時は苦いし、分からなかった。野菜嫌いと思われている。それは小学生の時。キャベツも。年齢を重ねて、大好きです。

MEGUMI おすし屋さんで「青いの下さい」とか。

イチロー氏 子どものころは、人生が無限だと思っていた。51歳になった。普通に生きれば、あと30年ぐらいだと。有限なんだと悟る。大人のふりすることが大人という考えもある。

-誕生日はどう過ごした

イチロー氏 集まって飲むための理由を探す。それは大人かも。

MEGUMI 背番号の51になっての感想は。

イチロー氏 誕生日であることも忘れている。人の気持ちは、覚えてもらっているだけでありがたい。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 イチロー氏、幸せになるには?「人に迷惑かけないのは無理。その分、お返しを」 インスタライブ