フリーマン「さまざまな障壁があったが」「1日目からこのチームは親密だった」世界一の今季回想
<ワールドシリーズ:ヤンキース6-7ドジャース>◇第5戦◇30日(日本時間31日)◇ヤンキースタジアム
ドジャースのフレディ・フリーマン内野手(35)がワールドシリーズMVPに選ばれた。
フリーマンは第1戦から4試合連続本塁打を記録。ブレーブス時代の21年から6試合連発はワールドシリーズ新記録となった。第5戦では5回に2点適時打を放って勝利に貢献。ワールドシリーズ5試合で打率3割、4本塁打、同シリーズタイ記録となる12打点をマークした。
フリーマンは試合後、FOXのポストゲームショーに登場。右足首の捻挫からの驚異的な復帰について「(リーグ優勝決定シリーズからワールドシリーズまでの)期間が大きかった。それまでは痛みもあり、なかなか壁を越えることができなかった。あの数日間で打撃に取り組むことができ、自分のタイミングを見つけることができた」と説明。ワールドシリーズでの好調ぶりには「ゾーンをうまく説明できれば良いけど、ゾーンに入っているときは打ちづらい球をファウルにして、良い球をスイングできている。ヒットになったボールの前の球もチェンジアップをファウルにでき、もう1球投げさせることができた」と振り返った。
元ヤンキースのデレク・ジーター氏(50)から、スター軍団でプレーする難しさについて問われると「1日目からこのチームは親密だった。(チーム編成は)パズルのようなもので、的確なピースを獲得したアンドルー(フリードマン編成本部長)、(チェアマンの)マーク・ウォルター、(GMの)ブランドン・ゴームズらが素晴らしい仕事をした。今季はさまざまな障壁があったが、それらを乗り越えてメジャー最高勝率を記録し、ポストシーズンでもその勢いに乗ることができた」と振り返った。