ドジャース世界一、ベッツ「みんな全力を尽くした」史上初の5点差以上での逆転勝利でWS制覇
<ワールドシリーズ:ヤンキース6-7ドジャース>◇第5戦◇30日(日本時間31日)◇ヤンキースタジアム
ドジャースがヤンキースとのワールドシリーズ第5戦に7-6で勝利し、4年ぶり8度目の世界一を決めた。ワールドシリーズ制覇がかかった試合で5点差以上を逆転して勝利したのは史上初となった。
ドジャースは5点を追う5回、相手の守備ミスをつき、フリーマンの2点適時打などでこの回一挙5得点。6回に1点を勝ち越されたが、8回に9番ラックスと2番ベッツの犠飛で勝ち越した。9日には第3戦で先発した右腕ビューラーが中1日で登板し、3者凡退に仕留めた。「1番DH」で出場した大谷は4打数無安打に終わり、自身初のポストシーズンは16試合で打率2割3分、3本塁打、10打点、OPS.766だった。
試合後にFOXのインタビューを受けたムーキー・ベッツ外野手は「クラブハウスは愛にあふれていたし、みんな全力を尽くした。みんなのことを誇りに思うし、ハッピーだよ」と喜び、同点の8回1死満塁で決勝犠飛を放った場面には「三振をしないように心がけた。ボールをフェアゾーンに飛ばしさえすれば、何か起きるかもしれないからね。どうすればいいかわからなかったから、フレディ(次打者のフリーマン)と少し話をして、自分を信じろって言われたよ」と打席を振り返った。