【柏】DF関根大輝、日本代表で最も衝撃を受けた選手とは?11・3福岡戦でも経験生かす
柏レイソルDF関根大輝(22)が、日本代表の活動で培った経験をリーグ戦に生かす。チームはアビスパ福岡戦(3日、ベススタ)に向け調整。10月のワールドカップ(W杯)北中米大会・アジア最終予選のメンバーに選出された関根は「日本代表の活動で、目の前の相手に負けない、(相手に)何もやらせないという思いは強くなった」と守備面で大きな刺激を受けたことを明かし「代表に1回入ったからには、恥じないプレーをしないといけない。むしろ、自分はどんどんやっていかないといけない立場にいる」と意気込んだ。
日本代表の活動中では、森保一監督から、守備面のアドバイスを受けた。「目の前の相手に簡単にシュートも打たせないぐらい行くだったり、簡単にクロスを上げさせないだったり。クロス対応の部分も含め、自分でも課題だと思っていて、あらためて言われることで自分でも響くものもありましたし、今、その課題に取り組めている」と前を向く。
代表の紅白戦ではMF三笘薫、FW上田綺世とも対峙(たいじ)した。「緊張もしましたし。世界のトップレベルでやってる選手なのでレベルが違った」と振り返る。ボールを持ったときのプレーは自信を持ってできたが、やはり、守備面や体の強さでは課題も感じたという。「上田綺世選手は、体感したことないぐらい強かった。意味分からないボールも収められたりして。ああいう選手が海外にはざらにいると思う。そういうのを経験できたのも良かった」。
チームは残留争いの最中にいる。直近2試合は、後半追加タイムのPK献上で勝ち点を失ったが、決して悲観はしていない。「今週は攻撃面も取り組んできた。そこは次の試合で見せられるのでは」とし、日本代表へ「レイソルで活躍しないと入れない。いろんな課題が見つかって、それを克服するために取り組むところは意識している。次もそういうプレーを出していければ」と話した。【岩田千代巳】