【阪神】育成4位川崎俊哲、故郷への思い「甲子園の土をしっかり踏んで能登、輪島盛り上げたい」
阪神に育成ドラフト4位で指名された日本海L・石川川崎俊哲内野手(23)が29日、金沢市内で指名あいさつを受けた。
球団の宮脇則昭編成ディレクター(55)、畑山俊二統括スカウト(60)、担当の筒井和也スカウト(43)と対面した。
「武器はバッティングと思っています。速いストレートを一発でしとめる強さ、しっかり振れるスイングは長所です」。やや緊張の面持ちながら、はっきりとした口調でアピールした。
能登半島の輪島市出身。年初に能登半島地震があり、9月には豪雨災害も重なった。輪島高校を卒業後、5年間も独立リーグ石川で研さんを続けた苦労人。故郷のために、という気持ちは人一倍持っている。
「輪島を少しでも勇気づけられるように、支配下に上がって、1軍に上がって、もっともっと盛り上がってもらえるように。甲子園の土をしっかり踏んで活躍して、能登、輪島をしっかり盛り上げていきたい」
阪神OBの岡崎太一監督(43)が今年から石川の指揮を執っている。川崎は高校卒業後、チームに5年間も在籍。地元で、じっくりと実力を伸ばし、最後は岡崎監督のもとで大願を成就させた。
◆川崎俊哲(かわさき・としあき)2001年(平13)5月2日生まれ、石川県輪島市出身。大屋小1年時に大屋クラブで野球を始め、輪島中で軟式野球部。輪島高卒業後に日本海L・石川に入団。主に遊撃。50メートル6秒1。遠投100メートル。好きな有名人はMr.Children。趣味はサッカー、ゴルフなど。174センチ、82キロ。右投げ左打ち。