壱岐対エナジックスポーツ 2回裏エナジックスポーツ2死一、二塁から伊佐の左前適時打で7点目を奪われ、マウンドに集まる壱岐ナイン(撮影・岩下翔太)

<高校野球秋季九州大会:エナジックスポーツ9-2壱岐>◇準々決勝◇28日◇大分・別大興産スタジアム

柳ケ浦(大分2位)が3-0で育徳館(福岡2位)を下して4強入りを決め、20年ぶり3度目のセンバツ出場が濃厚になった。スタメン唯一の1年生で左腕の宮城介投手が緩急自在に6回2安打無失点。4回2安打無失点だった初戦に続き、今大会からエースを任された期待に応えた。エナジックスポーツ(沖縄2位)は9-2の7回コールドで壱岐(長崎2位)に快勝してベスト4進出。創部3年目で春夏通じて初の甲子園出場を有力にした。

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壱岐の長崎の離島からの甲子園初出場は難しくなった。

部員21人全員が島の中学軟式野球部出身で、全国大会出場経験者ら力のある世代が集まって聖地を目指した。この日は完敗だったが、1回戦で熊本王者の専大熊本玉名を倒すなど強豪私学と互角に渡り合った。遊撃から救援マウンド上がった山口廉斗内野手(2年)は「甲子園は厳しくなったけど、21世紀枠で選ばれるよう頑張っていきたい」と前を向いた。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 壱岐完敗、長崎の離島からの甲子園初出場は厳しく「21世紀枠で選ばれるよう頑張る」