【清水】J1昇格導いた秋葉監督の手腕をクラブも評価 山室社長「ワンファミリーを具現化した」

J1昇格を決め、スタンドに手を振る清水の秋葉監督

〈明治安田J2：栃木0－1清水〉◇27日◇第36節◇カンセキ

清水エスパルスがJ1復帰を成し遂げた。勝てば自動昇格圏の2位以内が決まる一戦で、栃木に1－0で完封勝ち。後半5分にCKからDF住吉ジェラニレショーン（27）が決めた1発を、退場者を出して数的不利の状況で守り切った。昨季は勝てば昇格だった試合で2度引き分け、終戦。屈辱のシーズンを糧に団結し、悲願を達成した。この1勝で、再び首位に浮上。3季ぶりのJ1となる来季に弾みをつけるべく、残り2試合でのJ2優勝を目指す。

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昇格に導いた秋葉監督の手腕をクラブも評価した。

昨季シーズン途中にコーチから昇格。J1復帰は逃したが、19位に沈んでいたチームを一時は2位まで引き上げた。今季は開幕連勝を飾ると、4節以降は3位以内をキープ。4バックと3バックを併用しながら戦う柔軟さも植え付けた。

この日の試合後、山室晋也社長は「結果は高く評価している。サポーターも巻き込んでいくワンファミリーを具現化してくれた」と評した。ただ、来季続投については「まだこれから」と明言はしなかった。