DeNA対ソフトバンク 7回途中に降板のモイネロ、小久保監督自らマウンドに行く(撮影・梅根麻紀)

<日本シリーズ:DeNA-ソフトバンク>◇第2戦◇27日◇横浜スタジアム

先発のリバン・モイネロ投手(28)が6回2/3を8安打2失点、6奪三振でマウンドを降りた。

4回1死まで無安打投球。5回に森敬斗内野手(22)の打球が左腰付近に直撃し、そこから連打を浴びて2点を失った。それでも1死一、三塁で牧秀悟内野手(26)を遊ゴロ併殺に打ち取った。

7回には2死走者なしから1番桑原将志外野手(31)、梶原昴希外野手(25)に連打を許したところで2番手、尾形崇斗投手(25)と交代した。先発転向1年目にレギュラーシーズン11勝5敗、防御率1・88で最優秀防御率のタイトルを獲得した左腕が、この日も試合をつくった。

バットでもファンを沸かせた。2回1死一塁。登録上は左打だが、右投手の大貫晋一投手(30)に対し、右打席に入った。3球目に高めの直球を一塁側へ転がし、犠打。きっちりと役割を果たし、ベンチで笑みを浮かべた。

3回2死三塁の第2打席で今度は左打席へ。2番手の佐々木千隼投手(30)に左飛に倒れたが、141キロの直球を外野に運んだ。

前日26日には「左打席ならヒット。右打席ならホームランを打てるように。打撃でもチームに貢献したい。バッティングタノシミダネ」と笑顔でコメントしていた男が投打で躍動した。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【ソフトバンク】モイネロ7回途中2失点、4回1死まで無安打投球 打席では左右どちらも入る