中日井上一樹監督(2024年撮影)

中日井上一樹新監督(53)が27日、去就が注目される守護神ライデル・マルティネス投手(28)とディナー会談を持ったことを明かした。

「現場を預かる身として、(来季)勝つためにはお前の力が必要不可欠だっていう熱意を伝えさせてもらった」。自らがオーナーを務める名古屋市内の「極上松阪牛・樹一」で25日夜、高級和牛を楽しみながら会談を進めた。ドラフト会議翌日で、4球団競合の末に1位指名を勝ち取った関大・金丸夢斗投手(4年=神港橘)への指名あいさつを大阪で行ってからの会談。東京、大阪、名古屋を移動する強行軍に、新監督の熱意があふれた。

同席した守護神の家族は、指揮官に名古屋の住みやすさを伝えてくれたという。「ライデルは日本一のクローザーとしての自負がある。そのプライドが勝るのか、あとはこちらの熱意が伝わるのか。家族の助言が力となって残ってくれるかっていうところにかけるしかない」。

野球情報サイトではマルティネス側が複数球団と交渉し、すでに年俸800万~1000万ドル(約11億6000万円~約14億5000万円)を提示されているとも報じられている。条件面の交渉を球団に一任する指揮官は、朗報を座して待つ。【伊東大介】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【中日】井上新監督が去就注目のマルティネスとの直接会談明かす「熱意は伝えた」