ドジャース対ヤンキース 6回表ヤンキース2死、ジャッジを空振りの三振に仕留め、雄たけびを上げる山本(撮影・菅敏)

<ワールドシリーズ:ドジャース4-2ヤンキース>◇第2戦◇26日(日本時間27日)◇ドジャースタジアム

ヤンキースがサヨナラ負けした前日の第1戦に続いて敗れ、手痛い2連敗を喫した。

今季チーム最多16勝の左腕ロドンが3本塁打を浴び3回1/3を4失点で降板。打線は山本を攻略できず、1-4の9回に1点を返してなおも1死満塁としたが、後続が倒れた。

打線の中でも主砲ジャッジが深刻な不振に陥っている。今季58本塁打を放ちア・リーグのMVPが確実視されているが、この日は4打数無安打で前日に続き3三振を喫した。ポストシーズンの打率は1割5分で、50打席で実に19三振。ジャッジは「前の打者が塁に出ていろいろやっているのを見ると、何か起こそうとしたくなる。でも、ストライクゾーンに球が来なければ四球を選ばないといけない。シンプルに、ストライクゾーンの球を振りにいかないといけない」と分析した。ブーン監督も「良い感覚を取り戻せるかどうかだと思う。そのやり方は選手によって違う。1度、感覚を取り戻せば、スイングの判断も良くなる。彼はそれに取り組んでいる最中だ」と指摘した。

これでエース右腕コール、左腕ロドンと実績ある先発投手で連敗。第3戦からは本拠地ヤンキースタジアムに舞台を移す。7回戦制のシリーズで0勝2敗から勝利したのは過去92回中わずか15回(16%)しかないが、同監督は「シリーズは長い。簡単とは言わないが、まだやり返すチャンスは残っている」と気持ちを奮い立たせるように話した。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 ヤンキース手痛い連敗 今季16勝左腕ロドン3本塁打浴び4失点 主砲ジャッジが深刻な不振