DeNA対ソフトバンク 9回裏DeNA2死二塁、梶原は中前適時打を放つ(撮影・梅根麻紀)

<日本シリーズ:DeNA3-5ソフトバンク>◇第1戦◇26日◇横浜

日本シリーズ初出場のDeNA梶原昂希外野手(25)、森敬斗内野手(22)がマルチ安打をマークし、気を吐いた。「7番右翼」でスタメン出場の梶原は、2回に有原から中前打で初安打。「8番遊撃」の森敬は、5回に有原から一塁内野安打で初安打をマークした。梶原は「あまり気負うことなく、緊張感もありつつ、すごい楽しめる状況でプレーできています」と冷静に話した。

2人のバットから明日への光も照らした。5点を追いかける9回2死二塁、梶原がソフトバンクの守護神オスナから中前適時打。梶原が二塁に進んだ後、森敬は粘った末にフルカウントからの9球目を左前へはじき返し、2点目を奪った。「何とかしたいなと思った。つなぐ意識で打席に立って、それがいい結果につながって良かったです」と話した。

0-5の重苦しさから一転、森敬は投失の間に3点目のホームを踏み、相手守護神から3点を奪った。先発有原の前に、7回無得点と沈黙。8回はヘルナンデスにねじ伏せられた中、第2戦以降に重圧をかけ、チームには勢いを呼び込んだ。梶原は「簡単に終わらなかったのは、すごい収穫になりましたし、明日のゲームに勢いづく流れもつくれた」と前を向いた。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【DeNA】梶原昂希「すごい収穫に」森敬斗「何とかしたいなと」ともにマルチ安打で気を吐く