DeNA対ソフトバンク 9回裏DeNA2死二塁、梶原に中前適時打を浴びるオスナ(撮影・鈴木みどり)

<日本シリーズ:DeNA3-5ソフトバンク>◇第1戦◇26日◇横浜スタジアム

DeNAが最終回に意地を見せた。

9回2死二塁から梶原が中前適時打で1点を返すと、森敬も左翼線適時打で続いた。さらに代打筒香が右翼線安打でつなぐと、桑原は投ゴロ。だが、一塁送球エラーで桑原が生きて、3点目。一打逆転で牧、という状況までは、ソフトバンクを追い込んだ。

先発有原の前に、7回まで散発の4安打で無得点。8回はセットアッパーのヘルナンデスに抑え込まれた。今季のレギュラーシーズンの本拠地最終戦だった3日の阪神戦以来となる横浜スタジアムでの一戦だったが、9回の猛攻で球場を盛り上げた。

有原に対し、7イニング中5イニングで走者を出したが、要所でギアを上げられ、凡打を繰り返した。1回は2死から佐野がチーム初安打を放ち、オースティンが四球を選んだが、宮崎が凡退。5回は無死から森敬がボテボテの一塁内野安打で出塁したが、代打のフォードが大ファウルの後に右飛に終わった。1死後、桑原は投直で二盗を仕掛けた森敬も戻れず、チャンスが消滅した。

8回からは、強力リリーフ陣にねじ伏せられた。ヘルナンデスに対し、1死から桑原が右前打を放ったが、2番牧、3番佐野が連続三振。150キロを超える速球、キレ味鋭い変化球に合わず、今後の戦いにも不安が残った。先発ジャクソンが5回途中2失点と粘投。8回まではリリーフ陣が無失点で2点差を保ったが、9回の3失点が痛かった。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【DeNA】最終回意地の猛攻 梶原&森敬が適時打、筒香→桑原で3点目、牧で一打逆転はならず