DeNA対ソフトバンク 2回表ソフトバンク2死満塁、有原は2点適時打を放ち笑顔でサムズアップ(撮影・浅見桂子)

<日本シリーズ:DeNA3-5ソフトバンク>◇第1戦◇26日◇横浜スタジアム

ソフトバンクが接戦を制し、日本シリーズの連勝記録を継続した。

先発の有原航平投手(32)が投打に躍動した。0-0の2回2死満塁で打席に立つと、一、二塁間を破る2点先制右前打。自ら援護点を挙げ、これが決勝点となった。投げても7回4安打無失点。DeNAの強力打線を封じ込め、今季パ・リーグ最多勝の実力を見せつけた。2点リードの9回には3番今宮健太内野手(33)がダメ押しの2点右越え二塁打を放ち、試合を決定付けた。

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▼先発投手の有原が2回に先制適時打を放ってシリーズ初勝利。シリーズで投手のV打は86年第5戦工藤(西武)以来6人、9度目で、第1戦では初めて。先発投手では67年第4戦足立(阪急)73年第3戦堀内(巨人)に次いで51年ぶり3人目。有原はこれがシリーズ初打席(登板は2試合目)で、投手の初打席V打はシリーズ史上初めてになる。今季の有原は公式戦、CS、シリーズとすべてチーム初戦に先発して白星。同一年の公式戦とシリーズの両方で開幕戦先発勝利は01年石井一(ヤクルト)以来10人、11度目となり、「公式戦+プレーオフ・CS+シリーズ」のすべて開幕戦先発勝利は77年山田(阪急)以来2人目だ。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【データ】有原航平、日本シリーズ初打席で先制&決勝適時打 投手の初打席V打はシリーズ初