ドジャース対ヤンキース 10回裏ドジャース2死満塁、サヨナラの満塁本塁打を放つフリーマン(撮影・菅敏)

<ワールドシリーズ:ドジャース6-3ヤンキース>◇第1戦◇25日(日本時間26日)◇ドジャースタジアム

ドジャースのフレディ・フリーマン内野手(35)が、延長10回、ワールドシリーズ(WS)史上初の逆転サヨナラ満塁本塁打を放った。以下は試合後の一問一答。

◇ ◇ ◇

-ベースを回る時の気持ちは

フリーマン 何も感じなかった、ただ浮いているような感じだった。子供の頃、兄弟と裏庭でウィッフルボール(柔らかいボール)をしている時に夢見たようなシナリオだ。2死満塁、WSの試合で。実際にそれが起こって、ホームランを打って勝利を決めて1点のリードを得られるなんて、最高の瞬間だよ。

-足首のけがから復帰してきた

フリーマン この1週間があったのは、本当に良かった。初めて走ったのは、(スタメン)紹介された時にチームメートとハイタッチをするために走り出した時だった。今週はできるだけ走らないようにして、治療に専念してきた。今日はかなり良い状態で臨めた。今は痛みも感じない。

速球が多いと思っていたので、意識していた。だから、タイミングを合わせることが大事だった。外角へのカッター(カットボール)やスライダーは無視して、近くの球を狙おうと思っていました。それがうまくいった。

-(1988年のWS第1戦で、故障中ながら代打で逆転サヨナラ弾を放ったドジャースの)カーク・ギブソンのホームランを何度も見たか

フリーマン でも、私はゲーム全体をプレーしましたよ(笑い)。

-WSで初めてのサヨナラ満塁本塁打

フリーマン え、本当に? それはかなりクールだ。素晴らしいことだ。この数カ月は多くのことがあったが、ここ最近は順調。(息子の)マックスも元気ですし、足首は足首で、捻挫ですからね。これ以上良くなることはないだろう。でも、こんなことを言われるなんて、長い歴史を持つこの試合の中で特別なこと。このゲームの歴史が大好きで、参加できるのは特別。長いことプレーしてきましたが、そういう瞬間に立ち会えるのは夢のようだ。35歳でリーグに15年いる今でも、そういう瞬間に関わりたい。今夜の観客がもたらしたエネルギーはすごいものだった。WSの1戦目。みんなが今週、ずっとこのことを話していた。特にこのようにして初勝利を得られたのは素晴らしいが、まだ3勝必要だ。

-お父さんとの瞬間は

フリーマン 彼が座っているのは分かっていた。マリオン・バートと友達になったので、前列に座っていた。彼は、ずっとバッティング練習をしてくれていた。私のスイングは彼のおかげだ。私のアプローチも彼のおかげ。私は彼のおかげで今の自分がいる。

-ベッツの敬遠についてはどう思ったか

フリーマン 今年はずっとそうなっている。ショウヘイ(大谷)を歩かせてムーキー(ベッツ)に回し、ムーキーを歩かせて私に回す。私たちの打線が良いのは、どこにいても厳しいマッチアップになるし、投げるのが難しい。左対左だし、理解はしている。二、三塁になった時、出番が来ると思っていた。何を狙うかを考えて、シンプルにヒットしようとした。幸運なことに、それができた。

-ドジャースのファンの歓声について

フリーマン 相手側では、とてもにぎやかだったのを見たことがあります。フアン・ウリベのホームランは2013年のことで、今でも鮮明に思い出す。(今年は)家族と一緒に過ごした1週間半の後、戻ってきた初日は特別だった。家族と私が、愛とサポートを感じることができて、本当に特別な瞬間だった。その夜、ファンに感謝の気持ちを伝えようとしましたが、3カ月後、この瞬間を彼らがもっと評価してくれたと思う。毎晩5万3000人、5万4000人がここにいる。月曜日や火曜日であっても、シーズン中は関係ない。彼らは私たちを応援してくれる。WSは長い間、ここで行われていなかった。2020年はテキサスで行われた。ドジャースタジアムでWSの試合を見ることを長い間、待っていたファンを喜ばせることができて、今夜勝てたことをうれしく思う。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 フリーマン「え、本当に?かなりクールだ」史上初ワールドシリーズ逆転サヨナラ満塁弾/一問一答