夏の甲子園８強の滋賀学園、大阪桐蔭に逆転勝ち ８年ぶり３度目のセンバツ出場へ前進

滋賀学園対大阪桐蔭　力投する滋賀学園先発の長崎（撮影・前田充）

＜高校野球秋季近畿大会：滋賀学園3－2大阪桐蔭＞◇26日◇1回戦◇ほっともっとフィールド神戸

滋賀学園が、ともに今夏の甲子園大会に出場した大阪桐蔭に逆転勝ちし8強入り。8年ぶり3度目のセンバツ出場へ前進した。

エースの長崎蓮汰投手（2年）が、9回7安打2失点で完投勝ち。9回2死から四球で走者を許したが、後続を中飛に打ち取った。序盤は球速100キロ～110キロ、終盤は130キロ台と徐々にギアを上げた。

2回2死からこの日初安打を喫したが、続く打者を一ゴロに仕留めて切り抜けた。1－0の4回に適時打とスクイズで試合をひっくり返されたが、5回以降は走者が出てもフライやゴロでアウトの山を築き、味方の反撃につなげた。

攻撃は、4回1死二、三塁で吉森爽心（そうしん）内野手（1年）が先制の中前適時打を放ち、1－2と追う展開になった6回2死満塁からは、金城銀仁朗外野手（2年）が押し出し四球を選び同点。さらに主将・藤本聖人外野手（2年）の左前適時打で、勝ち越した。