アンチェロッティ監督(ロイター)

レアル・マドリードのアンチェロッティ監督(65)が26日にサンティアゴ・ベルナベウで開催されるスペインリーグ第11節の首位バルセロナ戦を前に25日、記者会見に出席した。

まず、今季最初のクラシコに臨むチーム状態について、「モチベーションが高くいい状態だ。いつも通り難しくも面白い試合になるだろう」と自信をうかがわせた。

フリック監督率いる絶好調のバルセロナについては「プレーに対して非常に明確な考えを持ち、とても勇敢なチームだ。そのため我々はしっかりと準備しなければならない」と警戒した。

そのプレースタイルについては「フリックは少しフィロソフィーを変えた。プレーが変わり、よりダイレクトになったが、シャビと比較はしたくない。彼は自分なりのやり方やアイデアで素晴らしい仕事をしていたからね。我々が負けることもあった。今のバルセロナはその時とは違うが、我々はシャビの時と同じように彼らのことをリスペクトしている」とした。

クラシコの本命については「どちらが本命かは分からない。多くのことに左右されるし、試合展開次第だ。我々が主導権を握る時もあれば、相手が主導権を握る時もあるだろう。それをどうコントロールするかが非常に重要となる」と答えた。

また、バルセロナのスペイン代表FWヤマルについて、「華々しくキャリアをスタートした。私は彼のプレーぶりや姿勢をとても気に入っている。彼は危険な選手だが、焦点を当てすぎてもダメだ。相手のことを考慮しなければならないが、自分たちのやりたいことにより集中する必要がある」と言及した。

そして初クラシコを迎えるFWエムバペについては「彼はバルセロナと何度も対戦しているので、やるべきことを分かっている」と問題がないことを強調した。(高橋智行通信員)

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 クラシコ目前のレアル・アンチェロッティ監督がバルサFWヤマルに言及「危険な選手だが…」