日本ハム清宮幸太郎

日本ハム清宮幸太郎内野手(25)が、侍ジャパンの追加招集メンバーに急浮上していることが25日、分かった。11月の「ラグザス presents 第3回プレミア12」に選出されていた巨人岡本和と吉川がけがで出場辞退することを受け、代役として長打力があり、守備では三塁と一塁をこなす清宮の名前が挙がった。

今季は後半戦にかけて日本ハム打線の中軸を担い、チームを2位に押し上げた1人だった。春季キャンプで左足首を痛め出遅れた中で、夏場から一気に覚醒。主に3番と4番を託され、7月以降は打率3割3分、15本塁打をマークした。新庄監督のもと、昨季から本格的に三塁に挑戦したことで、起用の幅も広がりリストアップにつながった。

侍ジャパンとはなかなか縁がなかった。2年目の19年3月に強化試合メキシコ戦メンバーに抜てきされたが、直後に右手有鉤(ゆうこう)骨骨折を負い辞退。正式に追加招集となれば、プロでは初めてで、高校日本代表以来となる。17年ドラフトで7球団競合の末にプロ入りした逸材が、7年目にして世界大会の舞台に立つ可能性が出てきた。

11月のプレミア12に臨む侍ジャパンは、岡本和、吉川に加え、日本ハム伊藤も右足首痛のため辞退することが明らかになった。不測の事態が続いている中、侍を率いる井端監督のもと、代役選手が大会2連覇に望みをつないでいく。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【侍ジャパン】日本ハム清宮幸太郎が追加メンバー急浮上 巨人岡本和真と吉川尚輝辞退で白羽の矢