【巨人】１位花咲徳栄・石塚裕惺「2000本安打、３割、30本」スターへの階段駆け上がる

指名あいさつで巨人阿部監督のサインが入った交渉権確定のくじを受け取り、笑顔を見せる花咲徳栄・石塚（撮影・水谷京裕）

偉大な先輩たちに続く。巨人ドラフト1位の花咲徳栄・石塚裕惺内野手（18）が25日、埼玉・加須市内の同校で指名あいさつを受けた。「いずれは2000安打であったり、1シーズンだったら3割30本打てるようなバッターに成長していきたい」と目標を掲げた。

野球に関する質問には、堂々と力強い口調で答えた。「早いうちから（1軍でプレーする）機会をいただけるように」と、憧れの存在でもある坂本や岡本和ら先輩たちのように、早期からの活躍を誓った。一方で「（チームの）勝ちを優先して、そのために自分のできることを見つけて全力でやっていく。それは高校時代と変えずにやっていきたい」。石塚流のこだわりも貫き、スター選手への階段を駆け上がる。

182センチ、84キロの恵まれた体格を誇るが、高校生らしいあどけなさも残る。大場スカウトから阿部監督直筆のサインとメッセージが書かれた交渉権獲得のクジを手渡されると、思わず満面の笑みを浮かべた。吉村編成本部長からも「高校生らしいというところと、自分の考えというかそういうのもしっかりと私たちにも話をする子」と評価された18歳が、巨人に新風を吹かせる。【水谷京裕】