「月間JERAセ・リーグAWARD」の9、10月度の月間大賞表彰式に出席した巨人戸郷(撮影・上田悠太)

巨人戸郷翔征投手(24)が25日、ドラフト指名された選手との対面を心待ちにした。

川崎市・ジャイアンツ球場で「月間JERAセ・リーグAWARD」の9、10月度の月間大賞の表彰式に出席。ドラフト1位の石塚裕惺内野手(18=花咲徳栄)らドラフト指名された選手に向けて「やっぱり新しい戦力が加わることによって、層も厚くなる。僕らも気を抜いてられないと思うので、早く会うことも楽しみですし、生で見てみたい」と話した。

18年ドラフト6位で入団し、高卒1年目から1軍登板した。6年間で通算55勝を積み重ねる戸郷は「厳しい世界ですし、結果を残さなければフリーだったり、引退だったりを迫られると思いますが、そこを考えるよりは、まず大好きな野球に向き合うことが一番。思う存分の野球を楽しむ中で、真剣にいつも以上に意識するところが多いと思う」と経験をもとに語った。

今季9、10月は4試合に登板し、3勝1敗、防御率0・32でリーグ制覇に貢献した。「このような賞をシーズン最後の月にいただけてすごく光栄に思う。なおかつ優勝できてすごくよかった。残り数試合しかない中でどこが優勝するかわからない中で勝ち抜けたのはすごい自信になりました」と話した。

選考委員の高橋由伸氏からは「セ・リーグが最後の優勝争いが非常に激しい中の勝負どころの試合で、非常に素晴らしいピッチングをした」とたたえられた。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【巨人】戸郷翔征、ドラフト指名選手と対面心待ち 厳しい世界の中で「大好きな野球に向き合う」