レアル・ソシエダード久保建英(24年)

<UEFA(欧州)リーグ:テルアビブFC1-2Rソシエダード>◇24日◇1次リーグ第3節◇パルチザン・スタジアム

マッカビ・テルアビブ戦で公式戦2試合ぶりに先発したレアル・ソシエダードの日本代表MF久保建英(23)について、地元紙の評価は低かった。

Rソシエダードは24日、イスラエルの情勢により中立地でのベオグラード(セルビア)で開催された欧州リーグ・1次リーグ第3節でマッカビ・テルアビブと対戦。パチェコとセルヒオ・ゴメスのゴールにより2-1で勝利し、今季初の公式戦2連勝を達成した。

この一戦で久保は公式戦2試合ぶりに先発出場。4-1-4-1の左サイドハーフでプレーし、開始早々にファウルを誘発した一方、前半13分に相手を掴み、今大会初のイエローカードを提示された。そして44分、左サイドを突破して角度のないところからシュートを打つがGKにセーブされた。

後半に入り19分に2点目の起点となった。ドリブルした際に中盤で倒されるも、主審がアドバンテージを取ってプレー続行。そのボールを拾ったサディクが右サイドにつなぎ、ベッカーがクロスを入れ、セルヒオ・ゴメスがゴール前で合わせてゴールネットを揺らした。さらに久保は24分にカットインして右足でシュートを狙うが枠外。30分にバレネチェアとの交代でピッチを後にした。

クラブの地元紙ノティシアス・デ・ギプスコアはこの日の久保について、「精彩を欠き、ボールを何度も失った。彼は自分の能力を最大限発揮するために環境的要素を必要とする典型的な選手だ。いつも通りチャンスを何度か作ったが、違いを生み出すことはできなかった」と評し、チーム最低タイの5点(最高10点)をつけた。

アランブル、ブライス・メンデス、トゥリエンテスがチームトップの7点。マレーロ、パチェコ、アゲルド、スビメンディ、オヤルサバルが6点、ハビ・ロペスとサディクが久保と同じ5点。途中出場のセルヒオ・ゴメス、ベッカー、バレネチェア、エルストンド、オラサガスティは採点なしとなった。

久保の今季ここまでの欧州リーグ成績は2試合(先発1試合)、120分出場で、得点、アシストともになし。今大会初勝利を挙げたRソシエダードの成績は、3試合1勝1分け1敗の勝ち点4で17位に浮上した。

Rソシエダードはこの後、中2日の27日にホームで行われるスペインリーグ第11節でオサスナと対戦する。(高橋智行通信員)

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【EL】久保建英「精彩を欠き、ボールを何度も失った」地元紙チームワーストタイと採点