ワールドシリーズ前日会見で記者の質問に答えるヤンキース・コール(撮影・菅敏)

ヤンキースのエース右腕ゲリット・コール(34)が24日(日本時間25日)、ドジャースとのワールドシリーズ第1戦先発を翌日に控え、ドジャースタジアムで会見を行った。

最高峰の舞台での初戦を任され「我々にとって特別なシリーズ。このときのために必死にがんばってきた。戦うことを楽しみにしている」とし、強力なドジャース打線に立ち向かうことには「1球ごとに狙い通りに投げられるかどうか。相手がどう対応してくるか分からないし、バットを振れば彼らはこっちにとって致命的な一打をくらわせることができる。投げる球すべて気が抜けない」と気を引き締めた。

ヤンキースにはジャッジやソトというスーパースターがいるように、ドジャースには大谷翔平やベッツ、フリーマンがいる。このドジャース打線に立ち向かう心境はいつもと違うものかと問われると「理想的な答えはノーだし、どの試合も同じように準備をするのが理想。だが相手がどんな打線でどんな威力を持っているか分かっている。このシリーズでもヒットを打つだろうし、彼らは優れた選手だし、素晴らしい働きをしてきたからここまできたと思う」と話した。

昨季サイ・ヤング賞投手に輝いたコールは、今季は17試合に登板し8勝5敗、防御率3・41。今ポストシーズンはここまで3試合に登板し1勝0敗、防御率3・31としている。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 ヤンキースWS第1戦先発コール「楽しみ」「バット振れば彼らは致命的な一打を…気が抜けない」