福岡大大濠・柴田のくじを引くソフトバンク小久保監督(撮影・鈴木みどり)

ソフトバンク小久保裕紀監督(53)が1位指名した神戸弘陵(兵庫)の村上泰斗投手(3年)に早速ゲキを飛ばした。本人に向けたメッセージで「ホークスのファーム施設は日本で一番です。ここでうまくならなければ日本のどこに行ってもうまくなりません。是非その施設を利用して大きなピッチャーに育ってください」とコメント。指揮官らしい、厳しく愛のある言葉でドラ1右腕を歓迎した。

明大・宗山塁内野手(4年)、福岡大大濠・柴田獅子投手(3年)は抽選の結果で交渉権獲得ならず。昨年外れ1位で前田悠を3球団競合の末に獲得した時と同じ黄色のネクタイを締め「ゲン担ぎで同じネクタイで来たけど、来年(もくじ引き役が)きたら変えます」と苦笑いした。20年の井上朋也から5年連続で高校生を1位指名。今季4年ぶりのリーグ優勝を果たした王者は、未来を見据えてのドラフト戦略を続けた。

村上については1年目での1軍デビューも示唆。前田悠も高卒1年目で9月に1軍初登板を飾った。指揮官は「そのプログラムに乗せられるのであれば乗せればいいと思う。投げられるなら投げたらいい」と話した。【只松憲】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【ソフトバンク】小久保監督「同じネクタイで来たけど…」2度抽選外れ153キロ村上泰斗1位指名