【ドラフト】青学大・佐々木泰は広島が１位指名「高い評価をいただけるとは」勝負強い右の強打者

会見で心境を語る青学大・佐々木（撮影・たえ見朱実）

＜プロ野球ドラフト会議＞◇24日

青学大・佐々木泰内野手（4年＝県岐阜商）が広島から1位指名を受けた。ロッテ1位指名の西川史礁外野手（4年＝龍谷大平安）とともに、青学大からは2年連続でドラフト1位指名2人となった。

指名の瞬間、佐々木は笑顔とともに大きく息を吐いた。「驚きの気持ちが一番です。こんなに高い評価をいただけると思っていなかったので」と、安堵（あんど）の表情を浮かべた。

衝撃的なデビューだった。1年春季リーグ戦。10試合でリーグ2位の4本塁打を放ち、打率3割7分1厘の好成績でベストナインを獲得。大学の先輩にもあたる「井口2世」の呼び声も高く、右の強打者として成長を続けてきた。大学入学時には4年後のプロ入りを目標に掲げ、不調時にも「このままじゃプロに行けない」と自分に言い聞かせ、バットを振り続けた。

新たな覚悟を決めた。指名を受け「さらに気持ちが引き締まりました」と表情を引き締め、さらに「ホームラン王と、チームの核になれる選手。息のながい選手になりたいです」と将来の目標を掲げた。夢をかなえるために、努力を惜しまない。佐々木の新たな挑戦が始まろうとしている。