引退会見で話す巨人梶谷(撮影・宮地輝)

巨人梶谷隆幸外野手(36)が23日、都内ホテルで引退会見を行った。

「18年間、本当に幸せだった。なかなかこれだけ長くやれる方も少ない、厳しい世界の中で、自分はこうやって自分なりにやってきて18年間できたことは誇りに思う。本当に満足というか、やりきったという気持ち」と、すがすがしく胸中を語った。

DeNA(前身の横浜を含む)で14年、巨人で4年の計18年におよぶプロ生活だった。印象に残っている場面については「たくさんありますけど、クライマックスシリーズ、日本シリーズと横浜時代に出て。震える場面で高校野球の地区予選のような、あの感情はなかなか味わえることではない。短期決戦の日本シリーズやクライマックスシリーズが自分の中では思い出深い」。DeNA時代に16年、17年、19年と3度経験したポストシーズンの戦いを挙げた。

今季もレギュラーシーズン終了後、CSファイナルに向けて1度は1軍練習に合流した。ただ、思うように左膝は動かず、ベンチに入れなかった。「この間のクライマックスを見ていて、本当にうらやましいなという気持ちがすごく強かった」。CSファイナルは巨人と古巣DeNAとの決戦だった。「正直な気持ち両方を応援していましたけど、やっぱりジャイアンツに勝って欲しかった思いが強かった」と振り返った。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【巨人】梶谷隆幸、18年間で印象に残っている場面は?「高校野球の地区予選のような」引退会見