関大・金丸夢斗(2024年5月11日撮影)

<プロ野球ドラフト会議>◇24日

関大の金丸夢斗投手(4年=神港橘)が4球団による抽選の結果、中日が交渉権を獲得した。

関西学生野球で通算20勝3敗。昨秋から72イニング連続自責点ゼロを記録した。大学3年秋には5先発連続2ケタ奪三振をマーク。自身が「ベストゲーム」と評する3回戦の立命大戦では10回131球、17奪三振1失点完投の大熱投を演じた。

今年5月に腰の骨挫傷が判明し、6月の侍ジャパン候補合宿参加は辞退。秋季リーグは中継ぎ登板に専念したが、持ち味の制球力を発揮した。今春は4戦連続四死球ゼロのほか、春・秋のリーグ戦を通して防御率は0・00。アマ球界屈指の“ミスターゼロ”だ。

関大から直接プロに進んだ投手は、同じ左腕で2005年(平17)に阪神へ希望枠で入団した岩田稔氏(40=日刊スポーツ評論家)以来。野手も含めると、21年2位にオリックスから指名された野口智哉内野手以来、3年ぶり。

◆金丸夢斗(かねまる・ゆめと)2003年(平15)2月1日生まれ、神戸市出身。神港橘では甲子園出場なし。関大では1年秋からリーグ戦に登板し、通算49試合20勝3敗、312奪三振、防御率0・83。3年秋の対立命大3回戦から22日の大学最終登板まで72回連続自責点0。最速154キロ。今年3月、大学生で侍ジャパンに選出され、欧州代表戦に先発。2回をパーフェクト(4奪三振)で6投手の完全リレーにつなげた。177センチ、77キロ。左投げ左打ち。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【ドラフト】関大・金丸夢斗は中日が1位で交渉権獲得 アマ球界屈指の“ミスターゼロ”