横浜アンデルソン・ロペス(2024年10月2日撮影)

<AFCアジアチャンピオンズリーグ・エリート(ACLE):山東泰山2-2横浜>◇22日◇東地区1次リーグ第3戦◇中国・済南

横浜F・マリノスがアウェーで山東(中国)と2-2で引き分けた。終盤に勝ち越しに成功しながら、アディショナルタイムに同点ゴールを許した。3試合を終えて1勝1分け1敗となった。

昨季ACLでは1次リーグ、準々決勝で顔を合わせ、4戦全勝。この1年で5度目の対戦とあって互いに手の内を知り合う中、警戒していたブラジル人コンビに均衡を破られた。前半43分、ゴール前を固めている中でFWゼカの落としからFWクリザンに右足でゴールを奪われた。

しかし横浜もブラジル人トリオで追いついた。後半9分、CKでFWヤン・マテウスからのボールをDFエドゥアルドが頭で中央へ流し、FWアンデルソン・ロペスが頭で押し込んだ。

後半22分に天野、宮市を投入すると、左サイドを中心に攻撃が活性化した。そして後半42分、宮市のパスからDF加藤蓮がゴール中央へ送り、FWマテウスの左足で鮮やかなゴールを決め、勝ち越しに成功した。

このまま逃げ切るかと思われた矢先の追加タイム、後半47分に自陣ゴール前に押し込まれると、いったん相手シュートをGK飯倉がセーブしたが、バーに当たってこぼれ球となったところを押し込まれた。

勝ち切れない。過密日程が災いする今季の横浜を表すかのような結末となった。マテウスは「一番難しい逆転に成功しながら、最後の最後に追いつかれた。勝利に等しい試合だけにフラストレーションがたまる」と悔しさをにじませた。

超過密日程との闘い。水沼は「“きついな、また試合か”じゃなくて“また試合ができる、また俺らのサッカーが出せる”そういうマインドでいることが一番大事」と説く。次戦は27日の天皇杯準決勝G大阪とのアウェー戦が待っている。ここは気持ちを切り替え、目の前の勝利を目指すしかない。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【ACLE】横浜、山東と2-2ドロー 後半42分に勝ち越しに成功も追加タイムに追いつかれる