女子韓国代表戦に向けて活動する女子日本代表なでしこジャパン(撮影・佐藤成)

サッカー女子日本代表なでしこジャパンは22日、千葉市内で国際親善試合女子韓国代表戦(26日、東京・国立競技場)に向けて活動した。

23人全員がそろったが、この日に帰国したメンバーと、21日までに集まったメンバーでそれぞれ別に調整した。

最年長のDF熊谷紗希(34)は約8年ぶりに佐々木則夫監督代行(66)の指導を受ける。

同氏が指揮を執り11年女子ワールドカップ(W杯)ドイツ大会優勝や12年ロンドンオリンピック(五輪)準優勝などを経験。今回は新監督が未定のため臨時で再びピッチ上でともに戦うことになり、「相変わらず結構かんでいます(笑い)」とイジりつつ「今のチームにどんな形でノリさんがプランだったり、こうやっていきたいのかなというのは1つ興味深い」と再タッグを心待ちにした。

今回、多くの若手を招集しており、女子委員長の佐々木監督代行はベテランから「イズム」を注入してほしいと要望している。熊谷は「日本を代表するチームなので、絶対結果にこだわらなきゃいけないですし、日本の良さというのは、技術面含め、自分たちが考えて動いて、しっかり走って守備してというのが徹底できること。チームのために戦えるという、そこが一番大きなところになるのかなと思うので、改めて、正直言うことではないのかもしれないですけど、徹底するべきところはしっかり伝えていきたい」と自覚を示した。

長きにわたって女子サッカー界を引っ張ってきた。「新しく来た選手たちとも積極的にコミュニケーション取りながら、一緒に日本の女子サッカーのために、結果を出すためにやれることをやっていきたいな」と見据えた。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【なでしこ】熊谷紗希、8年ぶり佐々木則夫監督に「興味深い」 若手へイズム注入へ