女子韓国代表戦に向けて活動する女子日本代表なでしこジャパンDF熊谷紗希(撮影・佐藤成)

サッカー女子日本代表DF熊谷紗希(34)が5度目の女子ワールドカップ(W杯)出場へ覚悟を語った。

22日、千葉市内で行われているなでしこジャパンの合宿に合流。パリ五輪後初の活動に「1つのサイクルが終わったという意味ではすごく新鮮な気持ち。新しいスタートという気持ちで臨んでいます」と心を躍らせた。

17歳から代表に選ばれ続けてきた。17年からは主将も務め、チームを引っ張ってきた思いは強い。最年長33歳で迎えたパリ五輪では8強に終わり「今は何も言えない」と話すにとどめた。あれから約2カ月。再び代表に戻ってきた。「(代表は)居続けるというよりかは、目指し続ける場所になるのかなとは思っていて。私自身がサッカーを続けてる限りは、ここは自分の目指す場所だし、力になりたい場所であることは間違いない」と誇りを持って戦い続ける。

11年から4大会連続で女子W杯に出場中。次の主要国際大会は36歳で迎える3年後の女子W杯ブラジル大会。報道陣からの目指すか? との問いには、「うーん」と7秒間考え込み、「『はい』といったら書くでしょ」と笑わせた。そして、こう持論を展開した。

「サッカーやっている限りは目指す場所ではあると思う。ただ、じゃあ今3年後見えてるかと言われると、正直自分自身も分かんないです。ただ、サッカーやってる限り、ここ(代表)を目指しているというところは変わらないところで、ここにいる限り、やっぱり目指すべき場所として、世界で日本代表が勝つというその舞台が次、ワールドカップであるという事実はあるかなとは思ってます」

W杯は日本代表である以上、指標としてあり続ける。26日には韓国との親善試合(東京・国立競技場)を控える。「自分たちが世界を相手に勝っていくためには、やっぱりリスペクト持った上でですけど、アジアのチームには絶対負けちゃいけないなと思うので、そういった意味でも自分たちが世界で勝つために違いをしっかり見せていかないといけないなと思います」。圧倒して、未来への第1歩とする。【佐藤成】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【なでしこ】熊谷紗希、3年後W杯は?「『はい』といったら書くでしょ?(笑い)」