青学大対中大 勝利し笑顔を見せる青学大・佐々木(左)と渡部(撮影・鈴木正人)

<東都大学野球:青学大1-0中大>◇第5週第1日◇22日◇神宮

青学大が延長10回タイブレークを制し、中大に先勝。4季連続優勝にあと1勝と王手をかけた。

0-0で迎えた延長10回2死一、二塁から渡部海捕手(2年=智弁和歌山)が初球の低めスライダーを振り抜き、左越え適時二塁打でスコアボードに1点を刻んだ。「初球から積極的に振ることを意識している。日頃の練習の成果をしっかり試合で発揮できていると思います」と、ここ一番の勝負強さで勝利に導いた。

優勝をかけた最終週。チームには頼れる主砲が帰ってきた。10月8日の亜大戦で左手首に死球を受け戦線離脱していた佐々木泰外野手(4年=県岐阜商)がスタメン復帰。4打数無安打も「もう万全。影響なくできてます」と完全復活をアピールした。

4季連続優勝まであと1勝。佐々木は「目標としてはもっと大きなものがある。明日も今まで通り戦い抜きたい」。チームの今年の目標は大学4冠。今は、目の前の試合を勝ち抜く。その言葉には、チームを率いる主将としての気持ちの強さが表れていた。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 青学大4季連続優勝へ王手 ドラフト候補の佐々木泰が左手首のケガから先発復帰も4打数無安打