女子日本代表なでしこジャパンに初選出されたDF遠藤優(撮影・佐藤成)

サッカー女子日本代表なでしこジャパンは21日、千葉市内で、女子韓国代表との親善試合(26日、東京・国立競技場)に向けて始動した。パリオリンピック(五輪)後初の試合となる。

初選出の遠藤優(26=三菱重工浦和レッズレディース)は、生き残りへの強い覚悟を示した。

国内組を中心に9人だけで初日を迎え、緊張もあったというが、FW清家貴子(28=ブライトン)やGK平尾知佳(27=アルビレックス新潟レディース)ら元チームメートの存在もあってリラックスしてトレーニングに取り組めたという。

26歳でたどりついた初代表。今夏のパリ五輪はラージグループには入ったが、あと1歩届かなかった。「こういうチャンスをものにしないと残っていけない場所。いつもと違う緊張感があるというか、今後どうやって爪痕を残していこうかなっていう気持ちはあります」と引き締まった表情で語った。

メンバー発表会見では、監督代行を務める佐々木則夫女子委員長からパリ五輪で負傷離脱したDF清水梨紗(28=マンチェスター・シティー)と重ね合わせるような言葉を受けた。遠藤は、「清水選手のプレーは代表で試合やってるときはよく見ていて、すごく学ぶところが多くて、こうなりたいなと思う選手の1人」としながら「私にしか出せないドリブルだったりとか、縦への推進力があると思うので、そこはどんどん練習からアピールしていきたいなと思います」と持ち味を惜しみなく発揮してチームに活力を与える。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【なでしこ】初招集DF遠藤優「私にしか出せないドリブル、縦への推進力がある」爪痕残す