リーグ優勝を決め、歓喜の輪に駆け寄るドジャース大谷(中央)、山本(右)(撮影・菅敏)

<ナ・リーグ優勝決定シリーズ:ドジャース10-5メッツ>◇第6戦◇20日(日本時間21日)◇ドジャースタジアム

メジャー1年目でWS進出を決めたドジャース山本由伸投手(26)は、今季3度目の美酒にまみれた。今シリーズでは第4戦に先発し、5回途中まで2失点と力投。「喜びがどんどん大きくなります。スタッフさんもファンの方も喜んでくれているので、とてもうれしいです」と祝宴を満喫した。今季は、右肩腱板(けんばん)痛で長期離脱。それでも、ポストシーズンでの登板に照準を定め、堅実に調子を上げてきた。「とにかく全力で、少しでもチームに貢献できるように」と純粋な思いで腕を振り続けてきた。

世界一を争うヤ軍相手には6月7日、敵地での初対戦で7回2安打無失点の快投を演じた。日程が空くこともあり、WSでは初戦での登板も可能だが、これまで基本的に中5日を維持してきた山本が第1戦に先発すると、次戦は第6戦が最短となる。その一方で、ビューラーが第1戦から中4日で第5戦で登板すれば、第4戦だけを「ブルペンデー」でしのげるだけに、山本は第2戦から中5日で第6戦へスタンバイする可能性が濃厚。「また気を引き締めて、あと4つ勝てるように頑張ります」。思いっきり頭からシャンパンを浴びた山本は、再び大谷に頭をなでられるような快投を誓っていた。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 山本由伸「喜びどんどん大きく」1年目でWS進出、3度目美酒にまみれる「気引き締めてあと4つ」