ACLエリート山東戦を翌日に控え、公式会見に臨んだ横浜ハッチンソン監督(左)と水沼宏太(横浜F・マリノス提供)

AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)で1次リーグ第3節に臨む横浜F・マリノスが21日、翌日のアウェーの山東泰山(中国)戦に向けた公式会見に臨み、ジョン・ハッチンソン監督(44)とMF水沼宏太(34)が現地まで駆けつける100人のサポーターのために勝利を約束した。

山東とは昨シーズンのACLでも1次リーグ、準々決勝と対戦しており、3度目の顔合わせ。互いに手の内を知り尽くすカードとなった。

水沼は「明日も100人近くのサポーターが来てくれるという話も聞いていますので、本当にここまで来る、スタジアムに入るというのもすごく難しい、大変という話も聞いています。それでも来てくれる、一緒に戦ってくれるサポーターのために、全力で戦いたいと思います」と意気込んだ。

そして過密日程にも「やっぱり強いチームにしか与えられない日程の厳しさがあるので、そこは幸せに感じてやっていくことが大事。厳僕自身は試合がたくさんできることを本当に幸せに思いますし、またこうして中国に来て試合ができることも本当に幸せだと思っているので、明日の試合がすごく楽しみです」とポジティブに受け止めた。

また、ハッチンソン監督は「100名近くの多くのファン・サポーターの方々が遠く中国まで来てくれるのは、我々にとって本当に心強いです。素晴らしいサポーターに恵まれているなと思うのは、ホームでもアウェーでも本当に多くの方々が試合に足を運び、応援してくださる、そしてテレビの向こうでも同じように熱い気持ちをこちらに向けて応援してくださる方々に、しっかりいい試合を見せていきたいと思います」と誓った。

今季ACLは初戦のアウェーで光州(韓国)に3-7と惨敗。一方で2戦目のホームで蔚山(韓国)に4-0と快勝しての1勝1敗。攻撃的なサッカーを掲げるチームとはいえ、アップダウンの大きいジェットコースターのような戦いぶりだ。今回3戦目となるアウェーでは、きっちりと勝ち点3をつかみたいところ。

ハッチンソン監督は「我々は強くプレスに行き、そして攻撃的なサッカー、ボールを保持していく。もちろん相手の強みであるトランジションの部分であったり、クロスの状況には危険な部分があるので、その辺もどうやっていったらいいかは練習の中でも落とし込んでいます。わざわざここの地に来て守備的になることはない。しっかり勝ちに来ているし、自分たちのサッカーを見せていきたい。光州ではアウェーの地でうまくいかなかった部分がありますが、明日はそのリベンジではないですが、いい準備をして臨む」。

マリノスのプライドにかけて、勝利をもぎ取りにかかる。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【ACLE】横浜、アウェー山東戦に駆けつけるサポーター100人のため水沼「全力で戦いたい」