明大対早大 6回表明大無死、宗山は二塁内野安打を放つ(撮影・滝沢徹郎)

<東京6大学:早大2-0明大>◇第6週第3日◇21日◇神宮

早大がV争いを繰り広げる明大に2-0で快勝し勝ち点を挙げ、春秋連覇へ大きく前進した。第8週の明大-法大で明大が1敗すると、早大の優勝が決まる。24日のドラフト会議で1位指名が決定的な明大・宗山塁内野手(4年=広陵)は2安打でリーグ歴代8位タイの通算116安打に。逆転優勝に望みをかける。

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明大・宗山はリーグ通算116安打にし、阪神などで活躍した鳥谷敬氏(43)の早大時代の安打数も超えた。「とても光栄なことだと思います」と殊勝に話ながら、素直には喜びに浸れない。早大に敗れ、目標とする優勝が遠のいた。「なかなか的を絞らせてもらえず、思うようなスイングをできた打者が少なかったんじゃないかと思います」。伊藤樹-印出の早大バッテリーに「あと1本」を封じられて敗れた。

広島がすでに1位指名を公言し、24日のドラフト会議では競合での抽選になることも有力だ。左の好打者は大学で遊撃守備のレベルも一気に高め、ドラフトの目玉に成長。「この日のためにやって来たと言っても過言ではないくらい大事な日になると思います」と気持ちを引き締める。紫紺を脱ぎ、どんなユニホームに袖を通すか。節目を経て、大逆転Vへ。11月2日からの法大戦に全てをかける。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 明大・宗山塁「「光栄」通算116安打で鳥谷敬氏超え「大事な日に」気持ち引き締めドラフト会議へ