アーロン・ジャッジ(2024年7月撮影)

<ナ・リーグ優勝決定シリーズ:ドジャース10-5メッツ>◇第6戦◇20日(日本時間21日)◇ドジャースタジアム

ドジャースが4年ぶりのワールドシリーズ(WS)進出を決め、25日(同26日)からのWSではヤンキースとの「名門対決」に臨む。

今季ヤンキースはア・リーグ最高勝率5割8分でポストシーズン(PS)に進出。地区シリーズでロイヤルズを3勝1敗、リーグ優勝決定シリーズはガーディアンズを4勝1敗で退けた。WS進出は15年ぶり。松井秀喜氏(50=ヤンキースGM特別アドバイザー)がMVPに輝いた09年以来となった。

打線は3人のスーパースターが軸。今季58本塁打を放ち、ドジャース大谷翔平投手(30)に4本差で両リーグトップに立ったアーロン・ジャッジ外野手(32)、メジャー通算429本塁打で、今PS5ホーマーのジアンカルロ・スタントン外野手(34)、移籍1年目で41本塁打を記録したフアン・ソト外野手(25)が中心となる。

この3選手以外にも、今季24本塁打&40盗塁のジャズ・チザム内野手(26)に、地元ニューヨーク・マンハッタン育ちのアンソニー・ボルピ内野手(23)らにも注目が集まる。

投手陣は先発投手が充実。大エースのゲリット・コール投手(34)は、今季右肘痛の影響で出遅れたが8勝をマーク。21年から16勝、13勝、15勝を記録した。

エース右腕の故障は、今季16勝の左腕カルロス・ロドン投手(31)や、メジャー2年目の昨季までわずか7登板1勝ながら同15勝を挙げた超新星右腕ルイス・ヒル投手(26)らがカバー。身長5・7フィート(約174センチ)で、「メジャーで最も身長が低い投手」の同10勝右腕マーカス・ストローマン(33)もリーグ優勝決定シリーズでロースター入りした。

PSでは中継ぎ左腕のティム・ヒル投手(34)やクレイ・ホームズ投手(31)、ルーク・ウィーバー投手(31)ら救援陣が打ち込まれるシーンが目立ち、ブルペンにはやや不安を残す。

西海岸の名門ドジャースと、東海岸の名門ヤンキースがWSで激突するのは81年以来10度目(ドジャースが58年にニューヨークからロサンゼルスに移転以降は4度)。対戦成績はヤンキースが“2勝1敗”と勝ち越している。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 ドジャースと世界一争うヤンキースは超スター軍団 ジャッジにスタントン、15勝超新星右腕も