Sランス中村敬斗、欧州5大リーグ日本選手初5戦連発「純也君がボールを持ったら必ず中に行く」
<フランスリーグ:オセール2-1スタッド・ランス>◇第8節◇20日◇オセール
スタッド・ランスのFW中村敬斗(24)が、アウェーのオセール戦にフル出場し、欧州5大リーグで日本選手初となるリーグ戦5試合連続ゴールをマークした。0-2の後半アディショナルタイムにMF伊東純也(31)の右からのクロスを頭で合わせた。試合は1-2で敗れた。
中村はゴール後、すぐに伊東のもとに駆け寄った。試合に負けている状況で喜びは控えめ。9月15日のナント戦(2-1)でも伊東のクロスから今季初ゴールを決め、同21日のパリ・サンジェルマン戦(1-1)でも伊東のクロスを起点にゴールを奪っていた。
勢いに乗るアタッカーは「(伊東)純也君がボールを持ったら必ず中に行くと決めている。意思疎通が、去年より強くなってきた」と話していたが、その日本人ホットラインから快記録が生まれた。
これで今季リーグ戦8試合目の出場で5ゴール目。加入1季目だった昨季の25試合で記録した4得点を超え、リーグの得点ランキングでも2位タイに浮上した。
◆主な日本選手の欧州各1部リーグでの連続試合得点記録
イングランド、イタリア、スペイン、ドイツ、フランスの欧州5大リーグで同一シーズンに4試合連続ゴールは、過去にドイツ・ブンデスリーガでビーレフェルトのMF奥川雅也が21-22年に記録。
シーズンまたぎを含めると、イタリア・セリエAでカターニアのFW森本貴幸が08-09年から09-10年に4試合連続ゴールをマークしている。
オランダ1部では4試合連続が最長で、09-10年にVVVのFW本田圭佑、16-17年にデンハーグのFWハーフナー・マイクが達成。
スコットランド1部ではセルティックのFW古橋亨梧が22-23年に4試合連続ゴールを2度記録。
FW浅野拓磨はセルビア1部パルチザン時代の20-21年に4試合連続ゴールをマークしている。