巨人対DeNA ヒーローインタビューで本塁打ボールを手にする巨人中山(中央)を指さし笑顔で記念撮影する山崎伊(左)と門脇(撮影・浅見桂子)

<セ・CSファイナルステージ:巨人1-0DeNA>◇第5戦◇20日◇東京ドーム

伏兵の千金弾で巨人が逆王手をかけた。DeNAとの「2024 JERA クライマックスシリーズ セ」ファイナルステージ第5戦の5回、先頭の中山礼都内野手(22)が右翼席へ決勝本塁打を放った。プロ4年目での初アーチが、チームを勝利に導く貴重な1発となった。3連敗からスタートした今シリーズを、アドバンテージ含む3勝3敗のタイとし、リーグ王者が逆転での日本シリーズ進出へあと1勝とした。

   ◇   ◇   ◇

▼中山が5回に先制アーチ。プロ4年目で前日まで公式戦に通算160試合、CSに4試合出場して本塁打が0。公式戦で本塁打を打ったことがない選手がプレーオフ、CSで本塁打は初めてになる。日本シリーズで「プロ1号」は、50年第3戦荒巻(毎日)、52年第6戦森下(南海)、87年第6戦清家(西武)がおり、ポストシーズンでは中山が4人目。この1発が決勝点となり、ポストシーズンで打ったプロ1号がVアーチは初めてだ。また、中山は現在22歳6カ月。プレーオフ、CSでは22年ファイナルS第2戦村上(ヤクルト)の22歳8カ月を抜いて最年少Vアーチとなった。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【データ】巨人中山礼都、ポストシーズンでの“プロ1号”がV弾は初 村上宗隆超えの最年少千金弾