巨人対DeNA 5回裏巨人無死、中山に先制の右越えソロ本塁打を浴びる山崎(撮影・鈴木みどり)

<セ・CSファイナルステージ:巨人1-0DeNA>◇第5戦◇20日◇東京ドーム

DeNAは1発に泣き、対戦成績は3勝3敗(巨人の1勝のアドバンテージを含む)で逆王手をかけられた。

早めの継投が裏目に出てしまった。先発の浜口遥大投手(29)は尻上がりに状態を上げ、4回1安打無失点5奪三振と好投していたが、5回は2番手山崎康晃投手(32)がマウンドにあがった。先頭の巨人中山に2球目の147キロ直球を右翼席に運ばれ、先制点を献上。結果的に試合を決める痛い1発となってしまった。

打線は苦手とする巨人山崎伊を攻略できなかった。0-0の3回に浜口、梶原昂希外野手(25)の連打でチャンスを作るも1死一、二塁から佐野恵太外野手(29)は併殺打となり無得点に終わった。0-1の7回に桑原将志外野手(31)の左翼への当たりを巨人オコエが後逸し、そのすきに桑原は三塁まで到達(記録は三塁打)。同点の好機だったが森敬斗内野手(22)の当たりは前進守備だった遊撃手の門脇がショートバウンドでさばき、素早く本塁に送球。三塁走者桑原はスタートを切るも、本塁で憤死した。さらに直後に森は盗塁失敗で流れを呼び込めなかった。

ファーストステージから無敗で5連勝と勢いに乗っていたが一転、前夜から2連敗で日本シリーズ進出の行方は21日に持ち越しとなった。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【DeNA】2連敗で巨人に逆王手かけられる 早めの継投裏目で1発に泣く バント失敗も響く