慶大対法大 力投する法大・山城(撮影・野上伸悟)

<東京6大学野球:法大5-4慶大>◇第6週第2日◇20日◇神宮

法大・山城航太郎投手(4年=福岡大大濠)がドラフト会議直前にうれしいリーグ戦初勝利を挙げた。

6回から2番手として登板し、延長10回までの5イニングを無失点。150キロ前後の直球にスライダーを混ぜての無四球ピッチングに「チームのためにと投げていたらもらえた勝利なので、すごくうれしいです」と喜んだ。

投手に本格挑戦したのは大学入学後。「自分を見失ってCチームに落ちた時もあって、まともに投げられる状態じゃないところまで落ちたこともあります」と振り返るものの、元プロの高村祐助監督(55)の指導も受けながら、メンタル強化も伴って才能が開花。同じく元プロの大島公一監督(57)も「1球1球は一級品」と評するほど潜在能力は高い。

複数球団から調査書が届く中で、24日にはドラフト会議が行われる。自身の強みをどこに感じるか。

「見ていてすごい投手はたくさんいるんですけど、一つ言うとするならば、思い切りの良さとかまっすぐで押したり、そういう部分だと思います」

そしてメンタルが強化されたとはいえ緊張もあるであろう、会議まで4日間の過ごし方は。「ここ最近、1人になった時にすごく考えちゃうので。なるべく友達と一緒に過ごして、1人の時間を過ごさないようにしたいです」。やることをやって、その時を待つ。【金子真仁】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 法大・山城航太郎、ドラフト直前にリーグ戦初勝利 元プロ大島公一監督「1球1球は一級品」