ヤンキースのジャズ・チザムJr.(右、背番号13)とオズワルド・カブレラは、リーグ優勝に王手をかけて喜ぶ(AP)

<ア・リーグ優勝決定シリーズ:ガーディアンズ6-8ヤンキース>◇第4戦◇18日(日本時間19日)◇プログレッシブフィールド

ヤンキースがガーディアンズとのリーグ優勝決定シリーズ第4戦を制し、3勝1敗として09年以来、15年ぶりのワールドシリーズ(WS)進出に王手をかけた。6-2の7回に3点を奪われ、8回に同点に。連夜の逆転負けもよぎる中で9回に2点を奪い、ガーディアンズを退けた。ブーン監督は「我々は良い試合をできたと思う。完璧ではないが、粘り強く、タフな勝ち方だった」と白星の重みを強調した。

救援陣が乱れたが、打線は好調だ。初回に2番ソトが2ランを放ち、6回には5番スタントンが今ポストシーズン(PS)4号となる3ラン。20年のPSでは5戦連発を含む6本塁打を放っており、同一PSで4本以上を2度記録したのは、球団ではレジー・ジャクソン以来2人目となった。レギュラーシーズンでは近年低調だが、PSでは持ち前の打撃力を発揮しており「リングが欲しい。勝つためにできることは何でもやる」と力を込めた。

WS最多27度の優勝を誇る名門球団も、ここ数年は足踏みが続いていた。そんな状況を打破するチャンスを迎え、ブーン監督は「ページをめくる準備はできている」と語気を強めた。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 ヤンキース15年ぶりワールドシリーズ王手 ブーン監督「ページをめくる準備はできている」