<明治安田J1:東京V2-1浦和>◇19日◇味スタ◇第34節

東京ヴェルディが残留を決めた。J1に16年ぶりに参戦。4試合を残して確定させた。

序盤からボールを握り、東京Vらしいサッカーを展開するが、先制点は浦和。前半27分、相手の縦パスをカットするが、処理が中途半端になったところを奪われる。MF渡辺凌磨(28)にドリブルで侵入を許し、豪快に決められた。そのまま0-1で前半を折り返した。

流れを変えたのはDF綱島悠斗(24)だった。後半14分。FKを獲得し、MF翁長聖(29)が素早くリスタート。右サイドでパスを受けたDF谷口栄斗(25)が低いクロスを送ると、相手DFがクリア。直前のCKの流れで前線に残っていた綱島が、ペナリティエリアー外から右足を振り抜いた。J1初ゴールが貴重な同点弾。ゴール裏に向かってほえ、両腕を振ってサポーターをあおった。

さらに17分後。綱島の2点目で逆転に成功する。31分、FW山見大登(25)の右CKを、ファーサイドでフリーで待ち構え、頭で突き刺し2-1。今度はゴール裏のサポーターのもとに駆け寄り、左胸のクラブエンブレムをたたいて喜んだ。

終盤はピンチを迎えたが守備陣が体を張り、試合終了の笛を迎えた。

降格圏18位のジュビロ磐田との勝ち点差を16に広げ、逆転される可能性がなくなった。シーズン開幕前は“降格筆頭”と言われたチームが、躍進を遂げた。次戦は中3日で敵地でアルビレックス新潟と戦う。【飯岡大暉】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【東京V】浦和に2―1でJ1残留確定!DF綱島悠斗の2ゴールで逆転 16年ぶり参戦で躍進