神奈川大対関東学院大 サングラスを着用し遊撃守備に就く神奈川大・庄子(撮影:佐瀬百合子)

<神奈川大学野球:関東学院大2-1神奈川大>◇第7週第1日◇19日◇関東学院大ギオンパーク

今秋ドラフト上位候補の神奈川大・庄子雄大内野手(4年=横浜)が、セ・パ5球団のスカウトの前で躍動した。

第1試合で横浜商大が敗れ、試合前に5季ぶりの優勝が決まった。それでも「いつも通り集中して(試合に)入れた」と第2打席で中前打を放ち、4打数1安打。今春は打率3割3分3厘、今秋もここまで3割4分9厘と、シーズンを通して好調。通算安打は115本に到達した。

3季連続遊撃でベストナインを獲得している庄子は、本職に加えて複数ポジションを守れるユーティリティー性と50メートル走5秒7の俊足が武器。

運命のドラフト会議が刻一刻と迫るが「緊張感も出てきましたが楽しみです。明日、明後日勝って、良い野球をしたい」と、ここから連勝でリーグ戦を締めくくることを誓った。

スタンドで視察していたヤクルト斉藤宜之スカウト(48)は「春は簡単にフライに打ち取られることも多かったけど、夏以降は低いライナー性の打球が増えてきた。2ストライク追い込まれてから四球を選んだり、左投手への打席内容も良くなっている。足があるので代走、守備から入れる。打撃はまだ伸び代がありますし、打てればレギュラー。今年の野手で一番足が速いんじゃないですか。盗塁王を取れる足だと思います」と熱視線を送っていた。

11日に同じ遊撃手の明大・宗山塁内野手(4年=広陵)を1位公言した広島からは、高山健一スカウト(53)が視察。ずっと追いかけている選手の1人とし、「やはり足が魅力の選手」とプレーを見守っていた。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 ドラフト上位候補の神奈川大・庄子雄大がセパ5球団スカウトの前で躍動の4打数1安打