横浜対新潟 前半、シュートを放つ新潟長倉(手前)(撮影・江口和貴)

<明治安田J1:横浜0-0新潟>◇第34節◇18日◇日産ス

アルビレックス新潟はアウェーで横浜F・マリノスとスコアレスで引き分け、リーグ戦の連敗を4で止めた。前半はテンポよくパスをつなぎ、FW長倉幹樹(25)、FW小野裕二(31)がゴールを狙った。後半は押し込まれる時間帯がありながらも、無失点で乗り切った。松橋力蔵監督(56)は「勝ち点1と、失点0で抑えたことはポジティブ。前半は攻撃が単調。後半は我々の色は出せた。もっともっと突き詰めていきたい」と振り返った。

試合前日、ハイプレスでボールを奪いに来る相手の矢印を「折って折って折りまくる」と話していた松橋監督の思惑通り、前半は長短のパスをつなぎながら前進して敵陣でのプレー時間を長くした。ただ、ファイナルサードでの質が足りず決定機までは持ち込めない展開。後半は自陣で耐える時間がありながらも、途中投入のMF奥村仁(23)、MF星雄次(32)が停滞していた攻撃を活性化させるなど、存在感を示した。

決勝点は奪えなかったが、4連敗中に計15失点していた守備は合格点。オーストラリア代表DFトーマス・デン(27)を中心に相手のブラジル人アタッカーの自由を奪い、前半22分にあったロングカウンターはGK小島亨介(27)がストップ。後半40分の相手の直接FKはゴールバーに助けられるなど、運も味方につけた。

約2週間のリーグ中断期間に行われたルヴァン杯準決勝を2連勝で突破。勢いを持って臨んだリーグ再開戦で5試合ぶりの白星をつかむことは出来なかったが、敵地で勝ち点1は積み上げた。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【新潟】敵地で横浜とスコアレスドロー松橋力蔵監督「ポジティブに捉える」連敗は4でストップ