巨人対DeNA 3連勝を飾りタッチを交わすDeNA牧(中央)ら(撮影・足立雅史)

<セ・CSファイナルステージ:巨人1-2DeNA>◇第3戦◇18日◇東京ドーム

DeNAが、巨人に3連勝し、対戦成績を3勝1敗(巨人の1勝のアドバンテージを含む)とし、7年ぶりの日本シリーズ進出に王手をかけた。

同点の5回、先頭の梶原が左前打で出塁し、二盗を成功。牧の投ゴロで三塁に進み、2死三塁から巨人赤星の暴投で決勝点を奪った。

1点を追いかける4回先頭では、タイラー・オースティン内野手(33)が、2戦連発となる同点ソロ。フルカウントから巨人グリフィンの外角高めの146キロの速球を右翼席に運び「自分が打てる球をしっかり捉えることを意識していました」とコメントした。

前夜のリプレー映像のような豪快なアーチだった。17日のCSファイナルステージ第2戦では、同点の7回に先頭で打席に立ち、菅野の外角高めの150キロを右中間席に運んだ。この日と同様に内角を狙ったボールが外角高めに浮き、完璧にはじき返した。

三浦監督は攻めのタクトを振った。オースティンの同点ソロで試合を振り出しに戻した4回。さらに2死一、二塁から投手の吉野に代打フォードを起用。吉野は3回1失点で57球だったが、好調をキープする助っ人砲で勝負をかけた。捕邪飛に倒れ、勝ち越しは逃したが、攻める姿勢をナインに示した。

4回からは継投に入った。2番手佐々木が1回を無失点に抑えると、5回からは3番手中川颯が2回を無失点、7回からは山崎が2回を無失点に抑えた。野手陣も好守で投手をもり立て、1点ビハインドの3回1死満塁では、牧が二遊間のゴロをダイビングキャッチし、併殺で大ピンチを脱出した。

投打ががっかりかみ合って、チームは阪神とのファーストステージから5連勝をマーク。3位からの下克上日本一を目指す中、17年以来の日本シリーズ進出に王手をかけた。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【DeNA】3連勝で7年ぶり日本シリーズ進出王手!オースティン同点弾、巨人赤星の暴投で決勝点