バルセロナのロベルト・レバンドフスキ(2023年撮影)

バルセロナが、ポーランド代表FWロベルト・レバンドフスキ(36)を獲得した際に「振り込め詐欺」未遂に遭っていたと17日、スペインのラジオ局カデナ・セルのカタルーニャ支局が報じた。

22年夏、移籍金4500万ユーロ(約72億円)+出来高500万ユーロ(約8億円)をバイエルン・ミュンヘンに支払い、レバンドフスキと契約を結んだ。

その際、クラブが選手の代理人を務めるピニ・ザハビ氏を名乗るアカウントから電子メールで連絡を受け取っていた。その中で、契約の手数料の一部である100万ユーロ(約1億6000万円)を、代理人とは別の名前のキプロス銀行の口座宛に送金するよう求められたという。

同局によると、22年7月29日付の電子メールは、ザハビ氏を装った詐欺師が送ったものだった。バルセロナはこれを代理人からのものだと信じ、実際に手数料100万ユーロを送金したという。

ところが、この口座は22年7月に送金先の人物によって開設されたばかり。キプロス銀行のコンプライアンス部門は、この口座が過去に1度も取引がなく、支払いを裏付ける有効な書類の提出もなかったため、リスクを察知し、この手続きをブロックした。これによりバルセロナは事なきを得た、と同局は結末を伝えている。(高橋智行通信員)

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 バルセロナ、レバンドフスキ獲得時「振り込め詐欺」未遂に遭っていた…振り込んでしまった金額は